たまには、このブログでギターのネタもシェアしますね。
PDFの楽譜もダウンロードできますので、必要な人はどうぞ使ってください。
PDFの楽譜もダウンロードできますので、必要な人はどうぞ使ってください。
LET IT BE のギターソロはペンタしか使っていない!
1分58秒からギターソロが始まります。使っているスケールは Cメジャーペンタトニックスケールだけ。シンプルなんだけど、個人的にはグッとくる瞬間もあって、カッコイイです。
初めてペンタトニックスケールを弾く人にはピッタリの教材ですね♪
初めてペンタトニックスケールを弾く人にはピッタリの教材ですね♪
The Beatles - Let It Be - Let It Be (STEREO REMASTERED)
LET IT BE ギターソロの楽譜
![]() |
Let It Beのギターソロ / 五線譜 , TAB譜 |
TAB譜の中で使っているギターのテクニック記号
H:ハンマリング・オンP:プリング・オフS:スライドCh:チョーキングD:ダウン・チョーキングU:チョーク・アップ
せっかくなので、Cメジャーペンタトニックスケール について少し解説しますね。
メジャースケールとメジャーペンタトニックスケールの関係
この LET IT BE の キー(調)は Cメジャー。
つまり、この曲のメロディやコードのほとんどが Cメジャースケールの音で作られています。
Cメジャースケール
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ ←7音
左側のフォームを「Gフォーム」、右側のフォームを「Cフォーム」と呼んでいます(CAGEDシステムより)。
ギターソロをする時、このCメジャースケールが使えるのですが、「ファ」と「シ」を抜いて
5音階にします。これが、Cメジャーペンタトニックスケールです。
Cメジャーペンタトニックスケール
ド・レ・ミ・ソ・ラ ←5音
音数が7音から5音に減ることで、歌いやすくなるし、カッコ良くなるし、良いことだらけ。こういうとこは理屈ではないですね、ぜひ体験して味わってください。
左側のフォームはCメジャースケールのGフォームから「ファ」と「シ」を抜いたフォームです。ペンタトニックスケールの最もベーシックなフォーム。6弦に主音「ド」があるので「6弦ルートのフォーム」と呼びます。
それに対して、右側のフォームは5弦に主音「ド」があるので「5弦ルートのフォーム」と呼びます。
ペンタトニックスケールをまだ練習したことがない人は、この2つのポジションを最初に覚えておけばGoodです!
ただし、このポジションを覚えただけでは、なかなかスムースなフレーズになりにくいことも多いので、次のようにポジションを拡張してみてください。もっと滑らかに、歌いやすくなりますよ。
ただし、このポジションを覚えただけでは、なかなかスムースなフレーズになりにくいことも多いので、次のようにポジションを拡張してみてください。もっと滑らかに、歌いやすくなりますよ。
![]() |
ペンタトニックスケール「6弦ルートのフォーム」の拡張ポジション |
拡張ポジションの覚え方のコツ
薄い赤で囲んだ「ソラドレミ」という型が3つ重なっているように見えると、覚えやすく、弾きやすくなりませんか?規則正しく、同じ型が並んでいますよね。
続いて、5弦ルートのフォームを拡張ポジションにすると以下のようになります。
![]() |
ペンタトニックスケール「5弦ルートのフォーム」の拡張ポジション |
薄い赤で囲んだ「ドレミソラ」という型が3つ重なっているように見えると、覚えやすく、弾きやすくなります。
どちらの拡張ポジションもレからミに進むとき、スライドを用いるとスムースにポジション移動しやすくなりますよ。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
はい!
ということで、ペンタトニックスケールの基礎知識についての書いてみました。
僕のギター教室は、ジャズだけでなく、ロック、ファンク、ボサノバ、ラテン、フォークソング系など幅広くレッスンしています。専門はジャズだけどね(笑)
ということで、ペンタトニックスケールの基礎知識についての書いてみました。
僕のギター教室は、ジャズだけでなく、ロック、ファンク、ボサノバ、ラテン、フォークソング系など幅広くレッスンしています。専門はジャズだけどね(笑)
ジャズのアドリブというと、コードトーンをどのように使うかという話題になりがちですが、ペンタトニック1発でどれだけアドリブできるか?というのが最も大切だと思っています。ペンタで歌えない人は、コードトーンではまったく歌えないです。
何か参考になりましたら幸いです。
では、またね!
奥田英理(おくだひでのり)