2020年6月4日

ジャズギタリストやアコースティックギターリスト必見のギターアンプ!あのAERを越えた!?Da Capo 75 / Udo Roesner Amps

こんにちは、ジャズギタリストの奥田です。

2019年の年末からすごく気になっていたギターアンプのブランド

Udo Roesner Amps 
(ウド・ロースナー・アンプ)

を知ってますか?

新しいブランドなのですが、その第1弾モデルとして発売されたアコースティック・コンボアンプ「 Da Capo 75ダカーポ75)」が巷で話題になっています。(2019年12月より発売)

Da Capo 75 (ダカーポ75) / Udo Roesner Amps

カバー付き

AERの創業者が立ち上げたNEWブランド Udo Roesner Amps


AERといえば、アコースティック・ギタリストだけでなく、ジャズ・ギタリストの間でも定番となっています。僕も大変お世話になっています。

ボーカルマイクも使えるので、ボーカリストも結構使ってますね。

20年以上にも渡り、圧倒的なシェアを確立してきたAERのアンプですが…

ものすごいライバルが出現しました!!!

AERの創業者である Udo Roesnerウド・ロースナー)氏 がAERを去り、新しく「Udo Roesner Amps」というブランドを立ち上げたじゃないですか!

Udo Roesnerウド・ロースナー)さん

そして、Udo Roesner Amps の第1弾モデルとして、コンパクトなボディーながら最高の性能・仕様を誇るアコースティック・コンボアンプ「 Da Capo 75ダカーポ75)」を発売!

これには僕も驚きました!
アコースティック楽器のアンプ業界はかなりの騒然でしょうね!

ギタリストTommy Emmanuel(トミー・エマニュエル)も鞍替えか!?


AERからシグネイチャーモデルを出していたギタリスト Tommy Emmanuelトミー・エマニュエル)ですが、2019年に来日した際に「しばらくしたら(Udo Roesner Ampsを)メインアンプで使うことになるよ」と言っていたそうです。

引用 : https://www.dolphin-gt.co.jp/estore/products/detail/3602 ]


それだけ Udo Roesner Amps の サウンドが良いということでしょうね。

では、Da Capo 75 がどんなアンプなのか? 調査していきましょう!

見た目…そのまんまやん!


見た目が AER の Compact シリーズ とほぼ同じですよね!

同じ開発者、Udo Roesner さんが作ったんだから当然か!それにしても、似すぎてません?(笑)



AERだと、正面にスポンジが付いているのが当たり前なのですが、Da Capo 75 ではスポンジがないですね。僕はAERのアンプ(Bingo2)を10年くらい使ってきましたが、スポンジが経年劣化によりボロボロになり、スポンジを取り外して使っています。個人的には、むしろ最初から取り外してくれていて嬉しい限りです。


それでは、次に、スペックや操作性はどうでしょうか?

調べていくと、すごいことが分かりました!

至る所にこだわりがあって、知ってしまうとAERに戻れなくなるかもしれません!さっそく特徴的なポイントをまとめておきます。

Udo Roesner Amps / Da Capo 75 の 特徴的な仕様


・パワーアンプ出力 75w

コンパクトだけどかなりのパワーです。AERの同等サイズ( Compact 60 )は60w。

・中央に8インチ(約203mm)のスピーカーとツインコーンタイプのスピーカー

AER Compact 60よりも低音域がタイトに引き締まった印象。明瞭な中音域とレンジの広さは健在。


・電源 100V

もちろん日本でも使えます!

・重量 7.5kg

AER Compact 60(6.5kg)と比べたら、少し重たいですね。

・価格 税込10万円くらい

同等サイズのAER Compact 60/4でもこの値段なので、ずいぶんリーズナブル!

ちなみに、AER Compact 60/360/4の違いですが、60/4の方がいろいろ付いてる進化版。レベル調整可能なAUX IN が付属、CH1 のファンタム電源がスイッチでON/OFF 可能、DI OUT 出力をポストエフェクトかプリエフェクトの選択可能。


コントロールパネルを見てみよう!




・2チャンネルともマイクとラインに対応してる!

AERだったらチャンネル1はラインのみ(ギターのフォンジャック)という仕様でしたが、Da Capo 75は2チャンネルともラインとマイクに対応してます。これで様々なシーンで使えるようになりますね!


・2チャンネルともに「3バンドEQ」つき

【Treble】 10khz /【Middle】 800hz /【Bass】 100hz


AER Compact 60 の場合、チャンネル2だけ「2バンドEQ」でした。なぜ2チャンネルともに3バンドEQにしないのかなー?と以前から思っていたので、この仕様にはニヤケます(笑)嬉しいですね!


・ファンタム電源 48V が使える

2チャンネルともファンタム電源OK!

gainのすぐ左側にあるボタンで[ライン]と[マイク]を切り替えることができ、[ライン]を選択するとファンタム電源がオンになります。




・チャンネル2は ハイパスフィルター付き!

40hz~350hz の範囲でハイパスフィルター(HPF)がかけられます。ハイパスフィルターとは、高音域を通すフィルターのことで、低域をカットするローカットフィルターという呼び方もされています。どちらも効果は全く同じです。



人間の声にはほとんど低音域が含まれないので、80Hz〜100Hz あたりから低音域を HPF(ハイパスフィルター)でバッサリ切ることがあります。低音域をすっきりさせることで、ハイを上げることなく音抜けを良くすることができます。


・6種類のエフェクト内蔵

AERでは基本4種類だったエフェクトですが、Da Capo 75は6種類もあります。どれも高品位なエフェクトばかり!以下の動画でエフェクトの違いをチェックしてみてください。

 1) Reverb Short
 2) Reverb Long
 3) Chorus
 4) Custom Delay
 5) My Delay
 6) Tap n’ Delay



出力(アウト)が秀逸すぎる!バックパネルを見てみよう!



2チャンネルの入力に対して、独立した DIアウト(XLR : キャノンタイプのアウト) が付いてます。また、フォンジャックでのライン・アウトも2つ。これはAERをずいぶん超越してきましたね!便利すぎる!

見てのとおり、Auxインプットもありますので、お持ちのスマホやタブレットなどの音源を入力することもできます。バッキングトラックやBGMを再生したり、いろいろ使えますね。

また、Send & Return でエフェクターを介入させることもできます。ルーパーとかチューナーとか独立して入れたい人にはありがたいです。

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正直これはやばいでしょ!?

このアンプを知ったらAERに戻れなくなりそうです!

個人的な想像ですが、これは明らかに Udo RoesnerさんがAERに対抗して完成させたとしか思えません。AERを去るときに何かあったのでしょうか?(笑)

今後、間違いなくこのアンプは、ジャズギターやアコースティックギターのアンプにおいて、トップブランドになると思います!

お値段以上の価値はニトリに負けません(笑)

素晴らしいアンプですので、どこかで見かけたら是非試してみてくださいね。


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